スニーカーはなぜ黄ばむ?
スニーカーの黄ばみは多くの人にとって悩みのタネです。
この記事では、
- スニーカーはなぜ黄ばむのか
- 黄ばみを落とす対処法
- 黄ばみを未然に防ぐ方法
を解説していきます。
この記事を読むと、明日から愛用しているスニーカーの見方が変わるかもしれません。
スニーカーの黄ばみの原因をしっかりと理解して、愛用しているスニーカーをより長く大切に履きましょう。
スニーカーの黄ばみの謎: なぜ黄ばむのか?
なぜスニーカーは黄ばむのか。
スニーカーが黄ばむ理由はいくつかあります。
主な原因を以下に紹介します。
洗剤の影響
スニーカーが黄ばむ主な原因は、アルカリ性の洗剤によるものです。
洗濯に使用する洗剤が含む漂白剤や界面活性剤が、スニーカーの素材に影響を与えて黄ばみの原因となります。
スニーカーを洗い、外に干していると紫外線と反応して、黄色く変色します。
また、十分にすすぎができていないと、干してる間に黄色く変色することがあります。
洗剤で洗ったら、十分にすすぎする。
接着剤のにじみ
スニーカーの製造過程で使用される接着剤が、経年劣化によりにじんで黄ばみを引き起こすことがあります。
スニーカーによっては、水洗いによって接着剤が溶け出し、汚れのにじみや黄ばみが出てくることもあります。
洗う前に水洗い可能なのかを確認して、接着剤のにじみを予防しましょう。
スニーカーの洗い方をしっかり確認する。
ソールの劣化
ソールの素材が劣化し、酸化することで黄ばみが発生します。
ソールに使われている素材は、ゴムやウレタンなど複数の素材が使われており、素材の特徴も違います。
多くの原因は、ゴムを硬化させる為に配合する薬品が、熱や紫外線によって変化することによって劣化します。
スニーカーを履き終わったら、綺麗に汚れを拭き取ることで、劣化を抑えることができます。
スニーカーのソール汚れはこまめに拭き取る。
保管方法と紫外線
保管場所によっては、紫外線や湿気の影響でスニーカーが黄ばむことがあります。
酸化防止剤などが入った袋に入れっぱなしにしている場合でも、黄ばむこともあるみたいです。
保管する際は、紫外線をできるだけ避けて、適度に空気の入れ替えができるところに保管するのがベストです。
収納前に汚れをしっかりと拭き取り、陰干しで湿気を取り除いてから収納する。
スニーカーの黄ばみを落とす対処法
黄ばんだスニーカーをキレイにする方法はいくつかあります。
スニーカーの黄ばみを落とす効果的な対処法を紹介します。
消しゴムやメラミンスポンジ(激落ちくん)を使った方法
消しゴムやメラミンスポンジを使って黄ばみを優しくこすり落とす方法があります。
消しゴムは摩擦により表面の汚れを取り除き、メラミンスポンジは微細な研磨剤のような働きで汚れを落とす効果があります。
ただし変質の恐れもあるため、目立たない場所で使用してから全体で使用しましょう。
歯磨き粉やアルコール除菌スプレーを活用
歯磨き粉には研磨剤が含まれており、それが黄ばみを落とす効果を発揮します。
また、アルコール除菌スプレーはアルコールの揮発作用により汚れを分解し、黄ばみを落とすことができます。
古い歯ブラシを使って、優しくブラッシングすると細かな部分も綺麗に落とせます。
お酢やクエン酸での黄ばみ落とし
お酢やクエン酸には酸性成分が含まれており、黄ばみの原因となる汚れや酸化物を分解する効果があります。
お酢を使用した黄ばみ落としのやり方は、
- 水2ℓに対して、お酢を100cc入れる
- お酢水にスニーカーを5〜6時間漬け込む
- お酢水から引きあげて、しっかり洗い流して半日ほど乾かす
クエン酸を使用した黄ばみ落としやり方は、
- ぬるま湯の中にクエン酸を適量入れる(小さじ2〜3杯)
- 1時間〜3時間ほど漬け込む
- 引きあげてしっかりと洗い流して半日ほど乾かす
これにより、黄ばみを落とすことができます。
スニーカーのソールの黄ばみ対策
スニーカーのソールの黄ばみが特に気になる場合、以下の対策がおすすめです。
オキシクリーンを活用して黄ばみ対策
オキシクリーンは酸素系漂白剤で、スニーカーのソールの黄ばみを落とすのに効果的です。
スニーカーのソールは、汚れや黄ばみが目立ちやすいので、オキシクリーンを使用して、頑固な汚れを簡単に落とすことができます。
スニーカーの黄ばみ対策にも効果的です。
オキシクリーンで黄ばみを落とす理論
オキシクリーンは酸素の力で汚れを分解し、黄ばみを落とすことができます。
黄ばみや汚れを落とす理由は、オキシクリーンはお湯に溶かすと酸素の泡が発生します。
その酸素の泡が黄ばみを落としたり、乾固な汚れを浮かして綺麗に落とすのです。
オキシクリーンを使用後は、水でしっかりと洗い流さないと、黄ばみの原因になってしまいます。
オキシクリーンを使用する際は、使用できる靴を調べ、しっかりと洗い流しましょう。
オキシクリーンで靴を洗う方法(NGな素材があるので、目立たない場所で試してから全体に使う)
オキシクリーンを使ってスニーカーを洗う際は、まず目立たない場所で試してから全体に使いましょう。
素材によっては変色の恐れがあります。
オキシクリーン使用NGの靴は、革靴や革などを使用したスニーカー、サンダルはNGです。
使用する前は、しっかりと確認することをおすすめします。
オキシクリーンで靴を洗う方法は、
- ぬるま湯2ℓに対しオキシクリーン付属のスプーン1杯入れる
- 割り箸などでかき混ぜてしっかりと溶かして、1〜2時間漬け込む
- 漬け込んだ後、歯ブラシなどを使用して、優しく汚れを落とす
- オキシクリーンが残らないようにしっかりと洗い流す
このやり方で、黄ばみを落としたり、防ぐことができます。
オキシクリーン後のスニーカーの変色を戻す方法
オキシクリーンで洗った後にスニーカーが変色した場合、専用の補修剤を使って色を戻すことができます。
オキシクリーンに長時間漬け込みすぎると変色する恐れがあるので注意しましょう。
スニーカーの変色を戻す方法は、
- ぬるま湯にオキシクリーンか過炭素を溶かし20分ほどつけ置き
- クエン酸を溶かし5分ぐらいつけ置き
- よく洗い流した後、押し洗いするようにタオルで拭き取る
洗い終わったらすぐ風通りの良いところで乾かすことで、黄ばみの出も抑えられます。
ソールの黄ばみを100均で解決する方法
100均で販売されている掃除用品を活用して、スニーカーのソールの黄ばみを落とすことができます。
ソールの黄ばみを解決する用具は、
- 靴用ブラシ(歯ブラシでも可)
- ゴム手袋
- キッチンペーパー
- タオル
が必要で、全て100均で揃えることができます。
ソール塗装剤で黄ばみを隠す
ソール塗装剤を使って、黄ばみを隠すこともできます。
スポンジや消しゴムを使用しても落ちない頑固な汚れは、ソール塗装剤をおすすめします。
ソール塗装剤の使い方はとても簡単。
黄ばみが気になるところへ塗るだけで、スニーカーのソールの白さが復活します。
スニーカーの日焼け痕は落ちる?
スニーカーの日焼け痕は、時間とともに薄れることがありますが、完全に落とすのは難しい場合があります。
軽い日焼け痕であれば、黄ばみを落とすように消しゴムやメラミンスポンジを使って落とすことができます。
完全に落とすのは難しいですが、消しゴムやメラミンスポンジを使って優しく擦ることで、薄くすることは可能です。
スニーカー黄ばみ予防: 汚れを未然に防ぐ手入れ
スニーカーの黄ばみを予防するためには、汚れを未然に防ぐことが必要です。
以下の未然に防ぐ手入れがおすすめです。
防水スプレーの活用
防水スプレーを活用して、スニーカーに水や汚れが付きにくくしましょう。
防水スプレーの正しいかけ方は、
- スニーカーのホコリや汚れをブラシを使って払い落とす
- 均等に液が付着するように防水スプレーをかける
- スニーカーを半日ほどかけて、しっかりと乾燥させる
防水スプレーを2〜3回ほど重ね塗りすると持続力が高まるので、おすすめです。
油や皮脂、泥などの汚れを放置しない
スニーカーに付いた汚れは、放置せず早めに落とすことが重要です。
油や皮脂、泥などは放置すると染み込んでしまうので、こまめに手入れすることで、黄ばみの発生を抑えることができます。
スニーカーが汚れてきたなと思ったら、すぐに落とすことが長持ちする秘訣です。
購入時の箱に入れるずに、ジップロックや専用袋で保管
購入時の箱は湿気がこもりやすいため、ジップロックや専用の袋に入れて保管しましょう。
湿気がこもってしまうと、あまり使用していないのに黄ばみが出てきたりする恐れがあります。
日に当たらず適度に風通しがある場所に、ジップロックや専用袋に入れて保管することがおすすめです。
これにより、紫外線や湿気からスニーカーを守ることができます。
スニーカーのラバー部分汚れ防止策
スニーカーのラバー部分は、特に汚れやすいため、定期的に掃除をすることで汚れを防ぐことができます。
古くなってくると、スニーカーのラバー部分の黄ばみや汚れが目立つようになってきます。
スニーカーのラバー部分の黄ばみや汚れが出てくる前に、定期的に拭くことをおすすめします。
スニーカー洗いや消臭・除菌アイテムの活用
スニーカーの清潔さや快適さを保つために、以下のアイテムがおすすめです。
消臭・除菌アイテム「シューズの気持ちつけピカ」
消臭・除菌アイテム「シューズの気持ちつけピカ」は、スニーカーの中のにおいや菌を効果的に除去することができます。
しつこい汚れや匂いも洗浄液につけておくだけで、スッキリピカピカになります。
また、嫌な匂いが出てもこれがあれば安心。
消臭・除菌をしてキレイにスニーカーを履きましょう。
簡単にキレイになる「Washいスニーカー&上履き用」
「Washいスニーカー&上履き用」は、洗濯機で簡単にスニーカーを洗うことができるアイテムです。
泡を吹きかけて拭き取るタイプのアイテムなので、簡単にキレイになります。
いつも真っ白な靴で歩いて、気分をあげましょう。
オキシクリーンで靴の匂いを解消
オキシクリーンは、靴の匂いを解消するためにも活用できます。
オキシクリーンを水に溶かし、スニーカーを浸けておくことで、匂いを抑えることができます。
オキシクリーンで靴の嫌な匂いを解消しましょう。
スニーカーの黄ばみ対策やメンテナンスをしたい場合
スニーカーの黄ばみ対策やメンテナンスをしたい場合は、以下の対策がおすすめです。
洗ったスニーカーが茶色に変色した場合の対策
スニーカーが茶色に変色した場合は、専用の色戻し剤や補修剤を使って元の色に戻すことができます。
専用の色直し剤を使用する際は、洗った後にしっかりと乾燥させましょう。
スニーカーの塗装が剥げる原因と対策
スニーカーの塗装が剥げる原因は、摩擦や経年劣化によるものが多いです。
また、塗装が剥げている部分をそのままにしておくと、雨や紫外線などの影響を受けて、劣化がひどくなることもあります。
対策としては、塗装が剥げにくい素材を選ぶことや、定期的なメンテナンスが大切です。
原因を理解して、定期的なメンテナンスをすることで、スニーカーを長く履けますね。
愛用のスニーカーを長持ちさせるためにプロに相談を
スニーカーの黄ばみ対策やメンテナンスで悩んだ場合、プロに相談することもおすすめです。
黄ばみや汚れを自分で落としたり、メンテナンスすることもできますが、限界があります。
困った時には、専門家のアドバイスにより、スニーカーを長持ちさせることができるので、プロに相談してみるのも一つの手です。
まとめ
いかがでしょうか?
スニーカーの黄ばみは、様々な原因がありますが、適切な対策を行うことで解決できます。
この記事をまとめると
- スニーカーの黄ばみは洗剤と紫外線が反応して出てくる
- 黄ばみや汚れは消しゴムやメラミンスポンジを使用して落とす
- 防水スプレーや除菌・消臭アイテムを活用して未然に防ぐ
ということでした。
予防策やメンテナンスを行うことで、愛用のスニーカーを長持ちさせることができます。
黄ばみ対策やメンテナンスに関しては、自分でできる方法だけでなく、プロに相談することも一つの選択肢です。
スニーカーを長く愛用するために、適切な手入れを行いましょう。
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