甘い食べ物の中でも人気のあるチョコレートが、「生理が来る食べ物」として話題なんです。
特に生理前ってチョコレートなどの甘いものが欲しくなるのと、何か関係があるのでしょうか?
気になって調べてみました。
この記事では、
- チョコレートを食べると本当に生理が来るのか
- カカオ70%以上のチョコは生理を早めるのか
- チョコを生理前に食べる影響
- 生理痛に効果的な食べ物
などについて解説しています。
生理とチョコレートなどの食べ物の関係を理解して、生理期間をより快適に乗り越えてくださいね。
生理が早く来る食べ物はチョコレートって本当?
チョコレートには生理が早く来る効果があるという噂がありますが、それは本当なのでしょうか?
また、どうしてそのような噂が広がっているのかを見ていきましょう。
カカオ成分と生理に対するチョコレート効果
特にカカオ成分が多く含まれ、かつ砂糖が少ないカカオ70%以上のチョコレートが生理を早めるという噂がありますが、その理由を調べました。
カカオ成分には抗酸化作用や血流改善効果があるからということが理由のようです。
血流が良くなるため、生理に対して一定の影響が期待できるようですが、生理を早める効果については明確な根拠がないため注意が必要です。
生理前にカカオ70%チョコレートを食べるメリット
生理前にカカオ70%チョコレートを食べることで、カカオに含まれるマグネシウムが炎症を減らす効果を発揮します。
そのため、生理前にカカオを摂取することで、PMS(月経前症候群)への効果が期待できます。
PMSが辛い方は、お守りとしてもカカオ70%チョコレートを常備しておくと気分が楽になるかもしれませんね。
生理中にチョコレートを食べてしまうとどうなる?
それでは、次に生理中にチョコレートを食べると、どのような影響があるのか解説していきます。
生理中にチョコを食べるとどうなる?
生理中にチョコレートを食べることで、生理痛が悪化することがあるため注意が必要です。
生理痛は、体が冷えることで血流が悪くなったり、痛みのもととなるホルモンが停滞することで引き起こされます。
体を冷やす食べ物として砂糖があり、チョコレートにも砂糖が含まれるものが多いです。
また、チョコレートに含まれる脂肪分の過剰摂取は、痛みのもとである「プロスタグランディン」というホルモンの分泌を促すため、痛みを強めてしまうことがあるといわれています。
よって、生理中はできるだけ甘いチョコレートの摂取は控えましょう。
摂取するなら、カカオ成分が多いチョコレートがおすすめです!
チョコレート摂取による出血量の変化
チョコレート摂取によって出血量が増えるという科学的な根拠はありませんが、個人差があるため注意が必要です。
また、チョコレート摂取が経血の色に直接的な影響を与えることはありませんが、摂取量や個人差によって影響を受ける可能性があります。
これも、カカオが血流をよくするということからのウワサのようですね!
生理前にチョコレートを食べたくなる理由
チョコレートには生理を早める明確な根拠がないことが分かりましたが、なぜ生理前はチョコレートなどの食べ物を食べたくなるのでしょうか。
生理前に甘いものが食べたくなる理由は、正確には分かっていません。
ただし、生理前に食欲旺盛になる原因は、女性ホルモンの「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が増えることが影響しています。
プロゲステロンが増えると、普段よりも空腹を感じやすくなるため、食欲旺盛になります。
この食欲に任せてチョコレートを食べ過ぎないように注意しましょう。
生理を早めるとうわさの食べ物の仕組みと効果
それでは、生理を早めると噂の食べ物が、実際に生理を早める効果があるのか見ていきます。
具体的には下記2点の食べ物について見ていきます。
- ココア
- 豆乳
生理を早める食べ物の栄養素と仕組み
まず、「生理を早める」という明確な根拠を持つ食べ物はありません。
しかし、生理中に取った方がよい栄養素はあります。
例えば、鉄分や大豆イソフラボン。
生理中は経血によって鉄分が失われ、どうしても貧血気味になります。
そのため、鉄分が含まれているドリンクは生理中に効果的です。
大豆イソフラボンは、エストロゲン(女性ホルモンの一種)と化学構造が似ているため、似た働きをすると考えられています。よって、大豆イソフラボンにより、生理痛を軽減する効果が期待できます。
①ココア:体の冷え改善に効果的なポリフェノールや鉄分を多く含む
ココアが生理を早める食べ物という明確な根拠はありません。
しかし、ココアにはカカオが含まれています。
カカオは、体の冷え改善に効果的なポリフェノールや鉄分を多く含んでおり、生理中に摂取する飲み物として効果的です。
飲む際には、ホットココアにして体を温めるようにしてくださいね。
②豆乳:大豆イソフラボンが生理痛を緩和
豆乳が生理を早める食べ物という明確な根拠はありません。
しかし、豆乳に含まれる大豆イソフラボンは生理痛の緩和が期待できるため、生理中に飲むことは効果的です。
ココア同様、体を冷やさないよう、温めて豆乳を飲んでくださいね。
生理を自力で早める方法
生理不順により、予定日に生理が来ないことってありますよね。
そこで、生理が予定日に来るために、自力で調整してはやめる方法があるのかについて解説していきます。
生理予定日に合わせるための食事のポイント
生理予定日に合わせるためには、健康的な食事を摂取することを心がけてください。
特に、エストロゲンに似た働きをするとされている、大豆イソフラボンを含む大豆製品は積極的に摂取しましょう。
アルコールは経血の量、カフェインは体の冷えに影響を与えるので、摂取は控えましょう。
その他のポイント:運動や睡眠
適度な運動や睡眠も生理周期の調整に役立ちます。
ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を取り入れ、リラックスできる時間を確保しましょう。
また、ホルモンバランスを整えるためには、質の良い睡眠も意識しましょう。
遅くとも午後11時には就寝し、6~8時間の睡眠をきちんと取りましょう。
質の良い睡眠を導くために、睡眠前にはカフェインを取らないようにして、スマホやパソコンを見ないことも有益です。
適度な運動と良質な睡眠で生理周期を整えましょう。
自力で生理を調整する方法と注意点
自力で生理を調整する方法には、食生活の改善や運動、睡眠が挙げられます。
何事もストレスを感じるレベルの無理のし過ぎは禁物です。
適度な範囲で自分の体調と相談しながら調整しましょう。
まとめ
今回は生理を早めるとウワサの食べ物について、チョコレートについての真偽を中心に解説しましたが、いかがでしたか?
まとめると
- チョコレートは生理を早める科学的根拠はない
- 生理中は大豆イソフラボンを含む食べ物を摂取する
- 生理中はカフェインやアルコールを避ける
- 生理不順は食べ物、運動、睡眠で整えよう
ということでしたね。
今回の記事で生理を早める食べ物について正しく理解し、適切な食事や運動、ストレス管理を心がけ、生理期間をより快適に過ごしてくださいね。
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